このエントリーをはてなブックマークに追加


ミニ JCW(R55、R56系)のブレーキ周り交換チャレンジ


MINI JCW(ミニ・ジョンクーパーワークス)に装着されている、純正4potブレンボキャリパー&ローター(ディスク)のDIYメンテナンス記事です♪(オプションの後付けJCWブレーキキット共通。リアはワン、クーパーS、JCW GP共通。)

5EEDABC4-ABC6-412C-BECD-1D3502185733


本記事は筆者の備忘録として作成をしております。ブレーキは重要保安部品のため、分解整備等は資格を持ったプロに依頼することを強く推奨いたします。当ブログを参考に行った作業等において生じたいかなる損害や不利益について一切の責任を負いませんのでご了承ください。ご理解いただいた方のみ、関連記事をご覧願います。(※質問につきましてもご回答できません。)


<フロントブレーキパッドの交換方法はこちら>



<フロントブレーキローター(ブレーキディスク)の交換方法はこちら>



<リアブレーキパッドの交換方法はこちら>※本記事



<リアブレーキローター(ブレーキディスク)の交換方法はこちら>
※ブレーキパッドを外した後に、トルクスネジを外してローターを脱着するだけのため、上記リアブレーキパッドの交換方法を参照ください。


〜関連整備〜
<ブレーキフルードの交換方法はこちら>
(編集中)



MINI JCW ブレーキパッドの交換にチャレンジ!!(リア編)

今回はリアのブレーキパッドの交換にチャレンジします。

まずはミニをジャッキアップ&リジットラック掛けし、タイヤ&ホイール(スペーサー&ハブリング含む)を外します。

<ジャッキアップの方法はこちら>




長時間作業かつタイヤハウス内へのアクセスとなりますので、安全かつ確実な作業が必要です。

さて、本格的にリアブレーキ周りを触っていきます。

ミニのリアブレーキは、なんと「ONE〜GPまで」どのグレードも片側押しシングルピストンタイプです。

13mmと15mmのスパナレンチで、キャリパーの可動側ブロック(ピストン側)を外していきます。

7AFAE3CD-3A2D-46BB-81F5-96E4FB4A80A6

スパナをかける場所は、下の写真の通りです。

画像左側が15mmのスパナレンチ、右側は13mmのメガネレンチで作業しています。

15mmのスパナレンチでスライドピン側が供回りするのを防ぎ、13mmのメガネレンチを反時計回りに回して外していきます。

D8DD6A34-41EF-4D30-87FC-5B49879A38B8

ピンが外れたら、可動側ブロック(ピストン側)を、ローターから引き抜きます。

この時、サイドブレーキを引いたままだと、ローターを挟み込んで外れませんので、Pブレーキを解除してください。

※車両の安全な固定、挙動変化に注意してください。

7E90B33B-8281-46E8-8AEF-2A377EF42C96

車両後ろ側に向けてグッと引き抜くと外れます。

※運転席側にはパッド残量センサーがありますので、あらかじめ取り外しておく必要があります。

この時、引っ張りすぎるとブレーキホースを傷めますのでご注意ください。

露出したブレーキパッドを引き抜きます。

※画像はローター(ディスク)を同時交換した時のものを流用しているため、ローターがありませんが、ローターは外さずパッドのみ交換可能です。

DF01B09E-5F76-4349-9B9F-26315FB4E9B6

メタルのパッドガイドを外し、ブレーキパーツクリーナーを用いて、徹底的にクリーニングします。

この際、ピストンヘッドにもダストが固着していますので、ブラシを用いてクリーニングします。

E240DE58-2AB0-443E-BBFE-069F2A079D01

クリーニングが終了したら、ブレーキピストンツール(回転タイプ)を用いてピストンを押し戻します。

(新しいブレーキパッドが厚いため、そのままの状態だと入らない場合があります)

※リアピストンは、時計回りに回しながら押し込むと、戻っていきます。

新しいブレーキパッドを用意します。

今回は街乗り用にブレーキのタッチとダストの少なさをテーマに、「GLAD JAPAN」の「Hyper-Premium(ハイパープレミアム)」をチョイスしました。

なお、サーキット用には、「ENDLESS」の「MX-72」をチョイスしています。

1F0DE8FA-1ADB-463F-A261-9734848315E4

2A75C9AA-576F-493B-B5F5-9FE978BAA7E7

CE8D9210-5C89-4399-A68A-4C2F3879C48C

新しいブレーキパッドを差し込む際、クリーニングしておいたメタルのパッドガイドとパッドの接触面、ピストンヘッドとパッドの接触面にグリスアップします。

E9E7D49B-8360-4FDE-91E3-EFBF0C74EFCC

あとは、取り外しと逆の手順でキャリパーを組み付けます。

以上でリアブレーキパッドの交換作業は終了です。

【注意事項】
エンジンを始動しブレーキを何回か踏み込み、固く抵抗が出てくるのを確認しましょう。交換作業によりピストンが戻っているため、そのまま走り出すとパッドがローターを挟めず、ブレーキが床まですっぽ抜けて制動できません。また、ブレーキフルード交換及びエア抜きの同時作業を推奨します。交換後は、パッドとローターのアタリをつけるため、数百キロの慣らし運転が必要です。急制動や無理な熱入れは避けましょう。


関連記事はこちら↓


<フロントブレーキパッドの交換方法はこちら>



<フロントブレーキローター(ブレーキディスク)の交換方法はこちら>



<リアブレーキパッドの交換方法はこちら>※本記事



<リアブレーキローター(ブレーキディスク)の交換方法はこちら>
※ブレーキパッドを外した後に、トルクスネジを外してローターを脱着するだけのため、上記リアブレーキパッドの交換方法を参照ください。


〜関連整備〜
<ブレーキフルードの交換方法はこちら>
(編集中)



BMW MINI ミニ JCW ジョンクーパーワークス R56 R55 GP JCWブレーキキット KIT  brembo ブレンボ 4pot ポット ブレーキパッド交換方法 ブレーキローター交換方法 ブレーキディスク交換方法 メンテナンス GLAD グラッド hyper-premium ハイパープレミアム 低ダスト ENDLESS エンドレス MX-72 サーキット 街乗り